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加齢臭の原因

更新日:2016.12.09
公開日:2014.02.27
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この記事の監修者
東京警察病院 医師 澤田彰史

独特のニオイを放つ「加齢臭」。中高年に差し掛かると、多少加齢臭がするのは仕方のないことですが、ニオイが強い人とそうでない人がいるのはなぜでしょう?そこで今回は、加齢臭を強くしてしまう原因を紹介していきます。

加齢臭の基はノネナールというニオイ成分

加齢臭の原因

古いロウソクや古本のニオイなどにも例えられる「加齢臭」。あの独特のニオイの基となるのは「ノネナール」というニオイ成分です。ノネナールは、皮脂腺から分泌される脂肪酸が過酸化脂質によって酸化することで作られます。

加齢臭が強くなる原因

ある程度の年齢に達すると、多少の加齢臭が発生するのは避けられないことです。でもニオイが強い場合は、食生活や生活習慣に原因があると言われています。特に肉類や揚げ物などの脂っこいものの食べ過ぎは、皮脂腺の脂肪分を増やし、ノネナールを増加させます。

もちろん、お風呂に入らなかったり、同じ衣類を何日も着続けたりするなど体を不潔にしていることも加齢臭を強くする原因になります。

活性酸素も加齢臭の原因に

加齢臭には、活性酸素も大きく影響していると言われています。活性酸素とは、体の中に侵入した細菌を攻撃する物質で、私たちの健康に欠かせないものです。

しかし、増えすぎてしまうと老化やガン、生活習慣病などを引き起こす危険な存在でもあるため私たちの体の中にはこの活性酸素を抑制するシステムがあります。

ただしこのシステムは、若いうちはきちんと作動しますが、中高年に差し掛かってくるとうまく働かなくなります。そのため、中高年になると体の中に活性酸素が増えそれと同時に過酸化脂質も増加し、脂肪酸の酸化が進んでノネナールも増えてしまうのです。

活性酸素が大量に発生するのは、ストレスを感じたとき、タバコを吸ったとき、アルコールを飲んだとき、息が切れるほどの激しい運動をしたとき、紫外線を浴びたときなどと言われています。

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