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加齢臭による体臭

更新日:2016.12.09
公開日:2014.02.27
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

「加齢臭」というと、中高年男性特有のニオイというイメージがありますが、どうして年をとると加齢臭が発生するのでしょう?また、女性には加齢臭はないのでしょうか?  今回は、そんな加齢臭の謎を解説していきます。

加齢臭

加齢臭って何?

「おじさん臭い」「オヤジ臭」などとも呼ばれる「加齢臭」。自分が、におっていないかを気にしている男性も多いのではないでしょうか? でも一体、加齢臭とは何なのでしょう?そこで今回は、加齢臭について解説していきます。

「加齢臭」とは、年齢を重ねるごとに出てくるニオイのことで、「ノネナール」という物質がニオイの基となります。ノネナールは、皮脂の中にある脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことで作られる物質です。

また、加齢臭には体を酸化させる活性酸素も大きく関係しています。若いうちは、活性酸素を抑制するシステムが体の中できちんと働くのですが、40歳を過ぎた頃から抑制力が低下し、体の中に活性酸素が増えていきます。

活性酸素が増えると、脂肪酸や過酸化脂質も増加し、ノネナールが急増してしまうのです。若い人にも体臭はありますが、「加齢臭」と呼ばれる独特のニオイが、40歳を過ぎた辺りからし始めるのはこのためです。

加齢臭は男だけのもの?

加齢臭というと、中年男性特有の匂いというイメージがありますが、実は女性にも加齢臭はあるのです。ではなぜ、女性はあまり加齢臭がしないのでしょう?

その理由の1つは、加齢臭が皮脂の分泌と大きく関わっていることにあります。女性は男性よりも皮脂の分泌が少ないので、加齢臭があまり目立ちません。

また、女性ホルモンには、加齢臭の基となるノネラールの発生を抑える効果があると言われており、これも女性の加齢臭が目立たない理由のようです。そして女性のほうが、常に自分の体や衣類のにおいに気をつかっている人が多いことも影響しているようです。

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