美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

敏感肌のための日焼け止め

更新日:2016.12.09
公開日:2014.07.28
ドクター画像
この記事の監修者
ガーデンクリニック 顧問指導医 大庭英信

バリア機能が弱まっている敏感肌の人の肌は、紫外線のダメージを受けやすいので、しっかりとUVケアをしていくことが大切です。そこで今回は、敏感肌の人でも使いやすい、刺激の少ない日焼け止めについてご紹介していきます。

敏感肌にも日焼け止めは必要

「敏感肌」の人の肌は、バリア機能が弱まっているので、紫外線のダメージも受けやすい状態になっています。だからこそ、しっかりと日焼け止めを塗って、UV対策をしていく必要があります。ただし、日焼け止めに含まれる成分が、刺激になってしまうこともあるので、日焼け止め選びは慎重に行いましょう。

紫外線吸収剤の入っていないものを

日焼け止めに使われる紫外線防止成分は、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」という2つのタイプがあります。これらの防止剤は、製品によってどちらか一方、もしくは両方が含まれています。

紫外線吸収剤は、紫外線を一旦吸収し、熱などのエネルギーに換えて放散する物質。紫外線防止効果が高いものの、肌の上で化学変化を起こす有機化合物を含んでいるので、肌に負担をかけることがあります。

それに対して「紫外線散乱剤」は、肌の上に膜をはって、紫外線を反射させて跳ね返す成分です。化学変化ではなく、物理的に紫外線を跳ね返すので、肌への負担があまりありません。敏感肌の人は、この紫外線散乱剤だけを使った日焼け止めを使うようにしましょう。「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」と表示されている製品がこれに該当します。

ただし、ノンケミカルの製品でも、強い防腐剤のパラベンや人工香料、人工着色料、アルコール、石油系界面活性剤などが入っているものは、刺激になる可能性があるので、これらの成分が入っていないかどうかも、合わせて確認することをオススメします。

石鹸だけで落とせる日焼け止めもオススメ

また、石鹸だけで落とせるかどうかということも、肌にやさしい日焼け止めを選ぶ基準になります。石鹸だけでは落ちないということは、クレンジング剤が必要になりますが、洗浄力の強いクレンジング剤での洗顔は、肌に負担をかけるからです。

また、十分に落としきれずに、日焼け止めが肌に残ってしまうのも、肌への刺激になります。合成ポリマーやシリコンがなるべく含まれていないものを選ぶようにしましょう。

オススメ記事

スキンケア基礎講座