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細い抜け毛は薄毛の前兆?

更新日:2017.08.16
公開日:2014.11.04
ドクター画像
この記事の監修者
聖心美容クリニック 統括院長 鎌倉達郎

細い抜け毛が多くなってきたら薄毛の前兆かと疑う方も少なくないと思いますが、果たして本当にそうなのでしょうか?細い抜け毛と薄毛の関係について、ドクター監修の記事で解説します。

細い抜け毛が薄毛の前兆といわれる理由

髪には「ヘアサイクル」と呼ばれる周期があり、これは、髪が活発に成長する「成長期」(4~6年)、成長を止める「退行期」(2~3週間)、抜け落ちる準備をする「休止期」(数か月)に分かれます。「休止期」に毛根の奥で新しい髪が作られ、古い髪が抜けると再び生える、ということをくりかえしているのです。

しかし、なにかしらの原因によりヘアサイクルに異常が起きると、正常な成長期を経ないまま退行期に移ってしまい、細く短い状態で抜けてしまいます。また、AGA(男性型脱毛症)を発症すると、ヘアサイクルが短くなることで毛が細くなります。これを、「軟毛化」と呼ぶのですが、このような毛が多くなると髪のボリュームがなくなるだけでなく、ちょっとした刺激でも抜けやすくなってしまいます。これが、抜け毛が細いと薄毛の前兆かもしれないといわれる理由です。

細い抜け毛=危険信号?

しかし、細い抜け毛が全て薄毛の前兆かというと、そうではありません。もともと髪が細い方もいますし、細い抜け毛はあるものの、抜け毛の量が以前と変わらない場合は心配ないともいわれます。また、ストレスや過労、ホルモンバランスの乱れ、薬の影響などで、一時的にヘアサイクルが乱れる場合もあります。このようなことから、一概に細い抜け毛が薄毛の前兆であるとは言えないのです。

こんな細い抜け毛は要注意

では、薄毛の前兆であるかどうかは、どのように見極めればいいのでしょうか?一般的には、以前にくらべて、抜け毛の中に細い、または短い毛が混じる割合が増えた場合に注意が必要といわれています。このような状態が続いたら、専門医に相談するのもいいでしょう。

抜け毛の進行は治療である程度防ぐことができますが、予防することが一番の対策になります。日頃からバランスのよい食事や規則正しい生活リズム、正しい洗髪方法などを心がけ、頭皮環境の悪化を防ぐよう心がけましょう。また、頭皮ケア用のエッセンスや育毛剤を使用して、マッサージで頭皮の血行促進に努めることも有益です。

※頭皮環境を整える効果的な方法について、詳しくは『抜け毛を減らす頭皮ケアとは』『抜け毛を減らすための栄養素とは』をご覧ください。

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