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男の敏感肌に美容液が必要なワケ

更新日:2017.05.17
公開日:2014.12.09
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この記事の監修者
メンズスキンケア大学参画ドクター

敏感肌は、角質層の水分力が低下してバリア機能が弱くなっていることで起こります。そのため、敏感肌を改善するためには、保湿美容液を使ってしっかり保湿をすることが欠かせません。そこで今回は、敏感肌にオススメの美容液についてご紹介していきます。

敏感肌には保湿が重要

敏感肌とは、皮膚がさまざまな刺激に過敏になっている状態のこと。本来であれば、私たちの肌は、皮膚の表面にある角質層のバリア機能によって、外部の刺激から守られています。

しかし、角質層が乾燥してスカスカになると、バリアとしての機能が果たせなくなり、刺激や異物が肌の中に入り込んで、さまざまな皮膚トラブルを招くのです。

このため、敏感肌を改善するためには、低下したバリア機能を補強するために、保湿美容液を使って、角質層にうるおいを与えることが欠かせません。

「化粧水を使っているなら、美容液は必要ないのでは?」と思うかもしれませんが、化粧水は、成分のほとんどが水分なので、保湿成分はそれほど多く含まれていないのです。

もちろん、化粧水に保湿効果がないわけではありませんが、どちらかというと、肌の状態を整えて、その後に使う美容液の浸透を助けるためのものと捉えたほうが良いでしょう。

セラミド配合の美容液

その点、美容液は、有効成分が濃縮されているので、パワフルな効果が期待できます。特に、バリア機能を補強するためには、「セラミド」配合の保湿美容を使うと良いでしょう。

セラミドとは、角質層の中で、細胞と細胞をつなぎとめている「細胞間脂質」に含まれている保湿成分のこと。角質層内の水分の80%以上は、セラミドによって守られているといわれており、セラミドがたっぷり含まれているかどうかが、バリア機能の強度を決める決め手になります。

しかし、一旦減ってしまったセラミドを体の中でつくり出すのは簡単ではありません。そこで、確実にセラミドを増やすためには、美容液などで補ってあげる必要があるのです。

新しい製品を使うときはパッチテストを

ただし、敏感肌の人の肌は、化粧品の成分にも過敏に反応しやすいもの。新しく保湿美容液を使うときは、いきなり顔に使うのではなく、まずはパッチテストをするようにしましょう。パッチテストは、次の方法で行います。

(1)二の腕の内側など、肌が柔らかく、目立ちにくい部分に美容液を塗布し、かゆくなったり赤くなったりしないか、24時間様子をみます。
(2)二の腕で問題がなければ、次はあごの下など、顔の目立たない部分に塗布し、同じく様子をみます。

パッチテストの途中で、肌に異常が表れたら、すぐに美容液を洗い流します。しばらく経っても症状が続くようなら、その美容液を持参して、皮膚科医に診てもらいましょう。

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