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唇の乾燥とヘルペスの関係

更新日:2016.12.09
公開日:2015.02.16
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

唇がヒリヒリしていて、リップクリームを塗っても治まらないどころか、だんだん赤くなってきたというときは、口唇ヘルペスの可能性があります。そこで今回は、口唇ヘルペスの症状や対処法についてご紹介します。

ヘルペスがある男性の口

唇のヒリヒリはヘルペスが原因かも?

唇が荒れて痛いというときは、リップクリームを塗って、保湿をするという人が多いと思います。しかし、保湿をしても症状が一向に治まらないという場合は、もしかすると「口唇ヘルペス」なのかもしれません。

口唇ヘルペスとは?

「ヘルペス」とは、皮膚や粘膜に、小さな水ぶくれが集まってできている状態のことで、ヘルペスウイルスに感染することで起こります。

一言で「ヘルペス」といっても、いろいろな症状があり、口唇ヘルペスの場合は、唇やその周りに水ぶくれができるのが特徴です。

「小さな水ぶくれができるウイルス」と聞くと、なんだか怖いもののように感じるかもしれません。しかし実は、口唇ヘルペスの原因となる「単純ヘルペスウイルス」は、20~30代の約半数が、60代以上に至っては、ほとんどの人が感染しているもので、私たちにとっては、ごく身近な存在です。

口唇ヘルペスの感染源と症状

ヘルペスウイルスへの感染は、ウイルスを保有している人との直接的な接触や、ウイルスがついているタオルやグラスなどを使ったりすることで起こります。

発症は、接触した日から3~7日目に起こることが多いようですが、何年も経ってから初めて症状が出ることもあります。また、ヘルペスウイルスに一旦感染してしまうと、体の中から取り除くことはできず、症状が出ていないときも、ウイルスは細胞の中にじっと潜んでいます。そして、風邪や疲れなどで抵抗力が落ちると、突然出てきて暴れ出します。

口唇ヘルペスの症状は、まず皮膚にピリピリ、チクチクといった違和感や、かゆみなどを感じ、その部分がだんだんと赤く腫れます。やがて、赤く腫れたところに、水ぶくれができはじめ、1~2週間ほど経てば、乾いてカサブタになり、治っていきます。

口唇ヘルペスの対処法

口唇ヘルペスは、リップクリームで保湿をしても治りません。ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」を使いましょう。抗ウイルス薬には、飲み薬と塗り薬があり、塗り薬なら、ドラッグストアなどでも購入することができます。

また、水ぶくれの中には、ウイルスがたくさん入っているので、破れて汁が出ると、ヘルペスがほかの部分にも広がったりして、人に移す可能性があります。患部はなるべく触らないようにし、もしも患部に触れてしまった場合は、すぐに手を洗いましょう。

水ぶくれができているときは、念の為にタオルやコップなどを人と共有しないことも大切です。

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