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脂性肌は30代に多い?

更新日:2016.12.09
公開日:2015.04.14
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この記事の監修者
札幌シーズクリニック 院長 大久保真

一般的に男性には、脂性肌の人が多い印象がありますが、年令によって、脂性肌になりやすい時期があるのでしょうか?また、男性が脂性肌に陥りやすい原因や、脂性肌を改善するために心がけたいこともご紹介していきます。

考え込んでいる男性

女性の脂性肌は20代に多い

男性は、女性に比べると、肌が脂っぽいという印象がありますが、これは、ホルモンの影響です。皮脂の分泌を促すのは男性ホルモン、そして、皮脂の分泌を抑制するのは女性ホルモンなのです。

このため女性は、男性ホルモンの分泌が多い20代をピークに、皮脂の分泌量が低下していきます。ですから一般的に女性は、10代から20代にかけては「脂性肌」になりますが、20代後半になると「乾燥型脂性肌」に、そして更年期が近づくに連れて「乾燥肌」になっていくという傾向があります。

男性の脂性肌は30代に多い?

一方、男性の場合は、30代に皮脂の分泌量のピークを迎えます。ということは、男性は30代に「脂性肌」になりやすいのでしょうか?しかし、中年男性のことも、「脂ぎったオジサン」というような言い方をよくされます。

実は、男性の場合、ピークは30代と言いつつ、思春期から60歳近くまで、皮脂の分泌量がずっと多いままなのです。ですから男性は、年齢に関係なく、「脂性肌」の人が多い傾向があります。

男性の肌は水分量が少ない

また、男性の肌のもう1つの特徴は、水分量が少ないということ。男性は、女性に比べて、もともと肌の水分量が少ない傾向がありますが、それに加えて、ベタつきを取るために、肌をゴシゴシこすって洗ったり、洗浄力が強い洗顔料を好んだりしがちです。

また、髭を剃るときに、肌の表面の「角質層」まで削り取ってしまいやすいので、特に口元が乾燥しています。それにもかかわらず、男性は保湿ケアをあまりしないので、肌の水分量がますます低下する一方なのです。

肌は水分量が低下すると、外的刺激が肌の中に入り込むのを防ぐ「バリア機能」が低下してしまうので、それを補うために、皮脂の分泌量を増やしてしまいます。ですから、男性が脂性肌になりやすいのは、もともとの体質だけでなく、スキンケアに方法にも問題があるケースが多いのです。

脂性肌を改善するには?

肌のベタつきが気になるなら、過剰に分泌された皮脂を取り除くだけでなく、化粧水や乳液を使って、しっかりと保湿ケアをする習慣を持ちましょう。また、脂性肌を改善するためには、食生活を見直すことも大切です。

具体的には、皮脂の分泌を過剰にしやすい「動物性脂肪」や「糖分」は控えめにし、皮脂の分泌を適正にコントロールしてくれる「ビタミンB郡」や「ビタミンE」を積極的に摂取すること。ビタミンB郡はレバーや魚に、ビタミンEは魚やナッツ類に豊富です。

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