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タバコによる歯の着色や色変化の対処法

更新日:2017/10/10 公開日:2017/10/10

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タバコを吸う習慣のある人にとって、歯の着色・汚れは悩みのタネだと思います。一度汚れが付いてしまうと歯磨きをしてもなかなかキレイに落ちてくれません。口元は、異性から厳しいチェックを受ける部分の一つですので、普段からきちんと整えておきたいものです。この記事では、このような歯の着色について、タバコを含めた原因と治療方法をご紹介します。

歯の着色とは

本来人間の歯は白いものなのですが、なんらかの理由で色がついてしまうことがあります。単に表面に汚れとして付着しているだけのこともあれば、もっと深刻な理由で色が変わっていることもありますので、しっかりした知識を持つことが大切です。

歯の着色の原因

それでは、歯に色がつく原因について順を追って見てみましょう。

タバコ

歯の着色で主要な原因としてあげられるのがタバコです。壁の白い部屋でタバコを吸い続けていると、いつの間にか壁紙がうっすらと茶色になってしまいますが、タバコによる歯の着色もこれと似た理由です。歯の表面である「エナメル層」にタールが付着し、黄ばんでいくのです。これを防ぐためには禁煙が一番です。

食べ物

他に歯の着色の原因として考えられるのが、食べ物や飲み物による付着です。濃い色をした飲食物を口にすることで、その着色成分が付着し、歯に色がついてしまいます。代表的なものはコーヒー、紅茶、赤ワインなどですが、チョコレートなども歯が汚れる原因となります。また、りんご・バナナ・大豆製品なども歯の着色汚れを引き起こすのですが、あまり知られていません。

年齢

歯は外側の「エナメル質」と内側の「象牙質」に分けられるのですが、象牙質は黄色で、年齢を積み重ねるとともにその色がどんどんと濃くなっていきます。象牙質を覆う表面のエナメル質は白いのですが、日々の摩耗によって薄くなり、内部の濃い黄色をした象牙質が透けてしまって黄ばんで見えるのです。これが加齢によって歯の着色が現れる理由です。

歯石・虫歯・詰め物

歯磨きがうまくできていないと「プラーク」と呼ばれる歯垢が残り、それが徐々に固くなって最終的には歯石となって歯に付着します。歯石は白っぽい黄色をしており、それを長い間放置していると、歯茎の中の方に も歯石が付着し、血液と混じることで黒っぽくなってしまいます。また、虫歯ができるとその部分が黒ずんで見えますし、虫歯治療で施された詰め物(特にプラスチック)はも、時間の経過とともに変色します。

神経の無い歯

虫歯治療などで神経を抜き取ったり、歯を強く打つなどといった外傷で神経が死んでしまったりしている場合も歯の着色が見られます。すぐに変色するわけでありませんが、時間が経つにつれて徐々に黒ずんでいきます。治療で神経を抜き取ったのではなく、なんらかの理由で神経が死んでしまった場合は歯の内部から黒色化していくため、きちんとした治療を受けなければいけません。

過度な歯磨き

先ほど少し触れたとおり、歯の内側にある「象牙質」は黄色をしています。それを白色の「エナメル質」が包みこんでいるわけですが、研磨効果の高い成分が含まれた歯磨き粉などで激しくブラッシングしてしまうとエナメル質が薄くなり、内部が透けて黄色く見えてしまいます。優しく正確に磨くことが大切ですので、磨き方に自信がなければ歯科医師に相談してみましょう。

口の中の乾燥

口の中にあふれている唾液は歯を洗浄する役割も果たしています。しかし、口内が乾燥してしまうと唾液が失われ、たとえ少しの量であっても歯の表面に付着した色素がそのまま残ってしまうことになります。歯並びが悪いと唇が閉じにくくなり、口の中が乾燥しやすくなるので自覚のある方は歯列矯正なども検討してみてください。

薬剤

色の濃い薬品の中には、歯に色素が付着しやすいものがあります。「ポピドンヨード」「クロールヘキシジン」といったうがい薬や液体状で売られている漢方薬は要注意です。薬を飲み終わったら水できちんと口の中をゆすぎ、色素が定着しないように気をつけましょう。

また、妊婦さんや授乳中の方、および永久歯が形成される8歳くらいまでの小児が、テトラサイクリン系抗生物質を多量に投与された場合、副作用として歯の色が非常に濃く変色します。最近はこの抗生物質はほとんど 使われませんが、昭和40年代に生まれた世代の方に多く見られています。

遺伝的要因

歯の着色理由の最後にご紹介するのは、遺伝的要因です。「上皮小体機能亢進症(じょうひしょうたいきのうこうしんしょう)」「先天性梅毒」「過ビリルビン血症」などの患者に歯の着色が見られることがあります。遺伝病が原因の着色は簡単には改善できませんので、歯科医院で医師に相談の上、きちんと治療するようにしてください。

歯の着色の治療方法

最後に、これらの着色があった場合の治療について確認しておきましょう。

クリーニング

歯の着色を治療する方法には「クリーニング」と「ホワイトニング」の二種類があります。 クリーニングは超音波や手用のスケーラーと呼ばれる器具を使って歯石の除去を行います。そして、研磨剤と 専用の器具を使用して着色汚れ等を落としていきます。さらに細かく磨いていくことによって、歯がツルツル になり、着色が付きにくくなっていきます。最近では、このようなクリーニングは「PMTC」と呼ばれてお ります。「PMTC」とは、歯科医師、歯科衛生が専門的な機械を使って行うクリーニングのことです。通常 の歯みがきでは落とせない、バイオフィルムまで落とせるのが特徴です。

ホワイトニング

ホワイトニングは歯の表面をキレイにするだけでなく、歯の内部の色素を分解し除去し、歯の本来の白さを取り戻すことです。ホワイトニングも色々な種類がありますが、最近では光触媒技術を使用したものが多いで す。光触媒を含むホワイトニング剤を歯の表面に塗り、LED、レーザーと言った光を照射することで、ホワイ トニング剤の主成分である過酸化水素水が酸素と水に分解されます。この酸素がエナメル質内部に入り込み、 色素を分解し漂白します。このように病院で行うホワイトニングを「オフィスホワイトニング」と呼び、自宅でご自身でマウスピースに薬剤を入れて装着する「ホームホワイトニング」と呼ばれます。両方を併用する方 法は「デュアルホワイトニング」と呼ばれ、より効果的にホワイトニングを行うことができます。

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