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頭皮が脂っぽくなる原因は「皮脂」だった!?

更新日:2017.01.29
公開日:2014.02.27
ドクター画像
この記事の監修者
大井町皮フ科形成外科 院長 千代倉友博

頭皮が脂っぽくなるのは、頭皮の毛穴から皮脂が過剰分泌されるためで、これはフケ、頭皮のにおい、抜けなど、頭皮トラブルの原因になります。ドクター監修のもと、放置して深刻な状態になってしまうのを防ぐためのケアをご紹介します。

頭皮が脂っぽく、ベタつく

朝しっかりシャンプーをしたのに、昼過ぎになると髪の毛がベタつく…これは頭皮の毛穴から皮脂が過剰分泌されているサインかもしれません。過剰に分泌された皮脂が髪の毛に付着することにより、ベタつきを感じるのです。

皮脂は本来、以下の2つの役割を担っています。

  • 皮膚や髪の毛に、うるおいやなめらかさをもたらし、頭皮の健康を保つ
  • 皮膚を弱酸性に保ち、雑菌などの繁殖を防ぐ

しかし、頭皮の皮脂が過剰分泌すると、フケ、頭皮のにおい、抜け毛、頭皮湿疹など、さまざまな頭皮トラブルの原因になります。放置して深刻な状態になってしまう前に、きちんとケアをしていきましょう。

頭皮がベタつく原因

頭皮が不衛生な状態

なんと言っても頭皮が不衛生なのはよくありません。そのようなことは百も承知、と思われるかもしれませんが、1つ注意点があります。

いつも朝にシャンプーをする、いわゆる「朝シャン」派の方は、夜は1日の汚れが溜まったまま布団に入ることになります。就寝時というのは頭皮の重要な新陳代謝が行われる大事な時間。このときに頭皮に汚れが溜まっていると、正しく皮脂の新陳代謝が行われず、結果的にベタつきの原因になってしまう場合があるので注意が必要です。

洗浄力の強いシャンプーや、シャンプーのしすぎによる皮脂の取り過ぎ

ベタつきや頭皮のにおいといった生理的に不快と感じる状況が続くと、シャンプーをしすぎたり、洗浄力の強いシャンプーで汚れを落とそうとしたりしてまいがちです。

しかし、これらが原因で頭皮の皮脂を取り過ぎてしまうと、頭皮を守るのに最低限必要の皮脂がなくなってしまい、かえって頭皮は皮脂をたくさん分泌しようとします。その結果、余分に皮脂が分泌されてしまい、頭皮がベタつく原因となってしまうのです。

シャンプーの正しい選び方は『自分の頭皮に合ったシャンプーの選び方』を、正しいシャンプーの仕方は『頭皮に良い正しいシャンプーの仕方』をご覧ください。

リンスの不適切な使用

洗髪時のリンスの使用も、場合によっては頭皮の毛穴が詰まる原因となります。リンスには油分を含んでいるものが多いため、頭皮の毛穴がリンスの油分で詰まることがあるためです。

シャンプーは頭皮の余分な脂分を落とし、リンスは髪の毛の表面をコーティングする役割があります。そのため、シャンプーの洗い流し以上に、しっかりとリンスの油分が残らないようにすすぐようにしましょう。

詳しくは『リンスが頭皮をダメにする?』をご参照ください。

整髪料の油分の影響

ワックスなどの整髪料にも、油分が多く含まれています。適量を使用し、きちんと洗い流していれば問題はないのですが、使いすぎや洗い残しがあると皮脂の過剰分泌を促進してしまう結果になってしまいます。

整髪料は髪の毛につけるものですから、あまり頭皮につかないようにすることも心がけるようにしましょう。

不規則な生活習慣や食生活、ストレス、運動不足

不規則な生活習慣や脂質、糖分、アルコールなどの摂り過ぎには注意しましょう。また、ストレスは皮脂の過剰分泌の原因となり、頭皮のベタつきを誘発します。

また、運動不足による血行不良も頭皮の新陳代謝が悪くなり、古い皮脂が溜まり頭皮が脂っぽくなる原因となります。規則的な生活とバランスのよい食事、適度な運動を心がけましょう。

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