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口臭の改善対策(4)病院での治療

更新日:2016.12.09
公開日:2014.03.25
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

口臭には様々な原因があり、原因を特定するのが難しい場合も多いです。そんな中、最近増えてきているのが口臭を専門に扱う口臭外来。口臭の専門医に検査を行ってもらい、口臭の原因を突き止めることができます。ここでは、実際の検査内容などをご紹介します。

口臭の改善対策

口臭専門の口臭外来

口臭には様々な原因があるため、例えば歯石が溜まっていることが原因で口臭が起きていると思っていても、実際は他の要因で口臭が発生してしまっていることがあります。

そんな中、最近増えてきているのが口臭を専門に扱う口臭外来。口臭の専門医に検査を行ってもらい、口臭の原因を突き止めることができます。

口臭外来で検査してくれる内容

口臭外来では、まず普段の食生活や既往症の有無、歯磨きやマウスケアについてなどの問診があります。

その後、実際に口臭があるかを測定するのに使われるのがガス分析の装置。口臭の原因となる揮発性硫黄化合物の数値を測定し、通常の数値より高いかを判定します。

実際に口臭があると判定された場合、原因を特定していきます。揮発性硫黄化合物を硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイドという3種類のガスに分類し、それぞれの濃度を測ります。

例えば、硫化水素の数値が高ければ、歯垢や舌苔の蓄積が原因の可能性が高いなど、原因特定に大きく近づくことができます。

その後、官能検査も合わせて行われます。官能検査とは、医師が直接口臭をかぎ、ガス分析の機械だけでは気づくことができない臭いを調べるというものです。

以上の検査を行い、口臭の原因が特定できれば実際の治療へ移行します。もし口臭がない、という検診結果だったとしても、口臭予防のレクチャーをしてくれる病院もあるようです。

口臭外来は保険が効かない?

口臭の検査は保険が認められていないため、全額自費負担となります。また、扱っている病院によっても、安いけれど問診と官能検査のみで原因の特定まで至らなかったり、逆にお金はかかったがガス分析も行って詳細に原因を特定してもらえたりと検査内容に差があるのも事実。病院選びも大切と言えます。

また、口臭外来によって一般的な歯周病や内臓疾患が原因と特定でき、その治療に移った場合、そちらに関しては当然保険が適応されます。

歯周病を治したけど、口臭が治まらないなどでお悩みの方は、一度口臭外来の検査を受けてみるのもオススメです。

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