美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

AGA(男性型脱毛症)は自宅で簡単に検査できる

更新日:2016.12.15
公開日:2014.04.22
ドクター画像
この記事の監修者
松下皮フ形成外科 院長 松下博明

自宅で簡単にAGA(男性型脱毛症)の遺伝子検査ができます。ただし病院での検査よりも正確性に欠けるので注意が必要です。病院での検査よりも気軽に、そして安価にできる遺伝子検査の方法をドクターの監修のもと解説します。

AGAは検査で分かる

まずは自分でチェックしてみよう

病院でAGA(男性型脱毛症)の検査を受ける前にまずは自分でチェックしてみましょう。

まずは自分の髪の毛を見て、昔よりも全体的なボリュームが減った、ハリやコシがなくなった、細く短くなったなどはAGAの初期段階の可能性があります。

また、AGAは徐々に進行していくのも特徴。短期間に髪の毛が薄くなるのはAGA以外の脱毛症の可能性が大きいと言えます。

気をつけたいのは、AGAの原因はホルモンが関係しており、頭皮が脂っぽかったりフケが多かったりなどはAGAの直接的な原因にはならないということ。ヘアカラーや白髪の数なども同様です。

遺伝的な要因はありますが、それだけでAGAだとは一概には言えません。例えば、父方に薄毛の人が多いから、自分はAGAであるなど、素人の判断では原因として特定はできません。

しかし、近年では自宅で簡単に遺伝子検査をする方法があります。次では、自宅でできる遺伝子検査についてご説明します。

自宅でできるAGAの遺伝子検査

自宅でのAGAの遺伝子検査について、まずはその流れから解説していきます。

まず検査キットを注文し、自宅に郵送で検査キットが届きます。その中に入っている綿棒でほおの内側の粘膜をこすり取り、専用の容器に入れて返送すると、専門の機関で遺伝子検査を行ってくれ、2~3週間で結果を教えてくれる仕組みになっています。毛髪により検査を行うところもあるようですが、検査結果は変わりません。

ここで注意したいのは、この検査でわかることはAGAになりやすい体質かどうかと、AGAの治療薬である「フィナステリド」が効きやすいかどうか、という2点のみであること。いま現在AGAであるかどうかや、他の脱毛症の可能性などは判断できません。

もし病院での診療を予定しているのであれば、病院でも同じ検査を行ってくれますので、自宅での検査は必要ありません。病院での検査の方がいま現在AGAであるかを含め、より正確な検査結果が期待できます。

しかし、自宅での検査のほうが病院での検査よりも安価ですし、遺伝子検査は一度行ってしまえばその後も検査結果は同じですので、思いついた時に気軽にできるのは大きなメリットです。

フィナステリドか効くかどうかもわかっていれば育毛方針も立てやすくなるでしょう。ご自分の現状と照らし合わせ、よりよい検査方法を選択するようにしましょう。

オススメ記事

スキンケア基礎講座