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ワキガによる衣類の黄ばみの落とし方

更新日:2018.08.09
公開日:2014.06.24
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

ワキガによる衣類の黄ばみは、通常の洗濯ではなかなか落ちにくいものです。 ワキガの黄ばみは「重曹」で安全に落とせます。重曹と液体酸素系漂白剤を混ぜて 使えばさらに強力な漂白効果が期待できます。

そもそもなぜ黄ばむの?

ワキガの原因となる「アポクリン汗腺」からは、各種の脂質や脂肪酸・タンパク質・ステロイドなどの様々な成分が汗として分泌されています。この中には、「リポフスチン」という色素成分も分泌されています。このリポフスチンが衣服につくことにより黄ばむのです。

ワキガの人はアポクリン汗腺が多く、必然的にこの色素成分も多く分泌されていることになりますので、衣服の脇の部分に「黄ばみ」ができやすくなってしまうのです。

「リポフスチン」による色の付き方は人によって違い、日本人の場合は茶褐色〜薄い黄色であることが多いようです。人種によっても色は異なり、白人や黒人では黒系統が多く、白い衣服が真っ黒になってしまうこともあります。さらに中には、蛍光色を発する人もいるそうです。

ワキガの黄ばみは「重曹」で落とそう

ワキガの黄ばみには「重曹」が効果的です。重曹は正式には「炭酸水素ナトリウム」という、アルカリ性で粉末状の物質です。重曹はパンのふくらし粉や、胃薬などにも使用されており、口に入っても安全なので安心して使用できます。

じつは、この重曹には漂白効果があります。使い方は簡単。500mlペットボトルなどに水を入れ、そこに大さじ1杯程度の重曹を入れてよく振って溶かします。できた重曹水を洗面器などにあけ、そこに衣服の黄ばんだ部分を一晩つけておくだけです。その後、普通に洗濯をします。

余談ですが、重曹には消臭効果もありますので、ワキガが気になる方は重曹水をスプレーボトルなどに入れ、脇にスプレーするのも効果的です。

重曹と漂白剤の合わせ技でさらに強力に!

ワキガによる黄ばみは、衣服の襟などの黄ばみとはまったく異なるものです。襟などの黄ばみは皮脂汚れによるものですので、漂白剤で落とすことができますが、ワキガによる黄ばみは上で説明した通り「リポフスチン」が原因ですので、漂白剤だけではなかなか落ちません。

また、ワキガは自分ではなかなか気付かないものです。もし、自分がワキガか気になる場合には、コチラのセルフチェックをご覧ください。

頑固なワキガの黄ばみには、上で説明した「重曹」と「液体酸素系漂白剤」の合わせ技が効果的です。同じ漂白剤でも、「塩素系漂白剤」と混ぜてもまったく意味はありませんので「酸素系」と表示されている漂白剤を使用しましょう。

やり方ですが、まず、小皿などに重曹を少量取り、液体酸素系漂白剤を1:1の割合になるように入れ、よく混ぜます。この時、炭酸ガスが発生しますので、ペットボトルなどの密閉容器に入れて混ぜるのは容器が破裂する危険です。絶対にやめましょう。

漂白液ができたら、黄ばみに塗り、スチームアイロンのスチームを当てます。漂白剤は温度が40〜50℃の時に最も効果が高くなります。ドライヤーの温風で代用も可能です。その後、通常通り洗濯をします。

この方法は、漂白力が大変強いため、色柄物には使用しないようにしましょう。

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