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AGA(男性型脱毛症)の原因と効果的な対策とは

更新日:2016.12.09
公開日:2014.11.12
ドクター画像
この記事の監修者
アイランドタワークリニック 名古屋院院長 對馬彰利

AGA(男性型脱毛症)は主に男性ホルモンが原因で起こると言われています。では、AGAを改善するためにはどのような対策が有効なのでしょうか?ドクターの監修のもと、AGAの原因とAGAに効果的な対策方法について解説します。

AGAの原因とは?

AGAの主な原因は、男性ホルモンの影響です。男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼという還元酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されると、この作用によりヘアサイクルが乱され、髪の成長期が短くなります。成長期が短くなると、きちんと成長を遂げられない毛髪が成長する前に抜け落ちてしまったり、十分に成長していない短く細い毛髪が多くなることで、全体的に髪が薄くなっていきます。これが、AGAのメカニズムです。

AGAの進行を遅らせるための対策法

AGAの進行を遅らせるためには、AGAを進行させている原因となっている5αリダクターゼの働きを阻害する必要があります。この方法として一般的に活用されている対策が、5αリダクターゼ阻害作用を持つ成分を含んだ医薬品やサプリメントの使用です。代表的な薬には、プロペシアがあります。

プロペシアは、フィナステリドを主成分とした医薬品で、飲む育毛剤とも呼ばれている薬です。日本皮膚科学会の男性型脱毛症ガイドラインでは、プロペシアによるAGA治療に、「行うよう強くすすめられる」とされるA評価をつけています。

また、亜鉛やノコギリヤシにも5αリダクターゼを阻害する作用があるとされ、こちらはサプリメントなどのサポート製品に配合されていることが多いです。

AGA対策としての植毛

AGAはプロペシアの服用などによって進行を遅らせることができても、完治させることはできない薄毛症状です。すでに毛髪を生えさせる機能を失ってしまった毛穴からは、毛髪が再生することはありません。つまり、どんなにケアしても、毛の量を増やすことはできないのです。

気になる薄毛部分へ再び毛を生やしたいのであれば、植毛するのが一番確実な方法です。植毛には自分の毛髪を移植する自毛植毛と、人工毛を移植する人工植毛の2パターンがありますが、特に自毛植毛は定着すれば半永久的に生え続けるため、薄毛対策として大きな効果が期待されています。

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