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育毛剤と養毛剤はどう違うの?

更新日:2016.12.09
公開日:2014.11.04
ドクター画像
この記事の監修者
アイランドタワークリニック新宿院 院長 坂本有孝

髪に関するアイテムはさまざまあります。抜け毛や薄毛対策の手段として、育毛剤や養毛剤をよく耳にします。では育毛剤と養毛剤の違いはどのようなものなのか、それぞれの特徴や期待できる効果を、ドクター監修のもと詳しくご紹介します。

目的が違う育毛剤と養毛剤

育毛剤と養毛剤の一番大きな違いは「使用目的」の違いです。

●育毛剤の特徴
頭皮や毛髪、毛根へ作用し毛髪の成長を促進する成分が配合されているのが育毛剤の特徴です。医薬品や医薬部外品に指定されているものが多く、効果は養毛剤よりも期待できます。毛母細胞や、毛根細胞へ作用し、育毛のサポートをするものや、頭皮の血行を促進するもの、雑菌の繁殖を抑えるものなど、育毛剤の持つ効果は配合されている成分によって異なります。

●養毛剤の特徴
今生えている髪の毛の脱毛を防ぎ、健やかに保つ効果が期待できるのが養毛剤です。薬事法では化粧品に分類され、美しい肌を保つクリームなどと同じカテゴリーに該当するもので、栄養成分や保湿成分などを主成分としています。育毛剤との違いはこの配合されている成分の性質の違いによるもの。育毛剤より養毛剤の方が刺激が少なく、人体にもたらす影響も小さいとされています。

育毛剤と養毛剤どちらを選ぶべき?

育毛剤は、「病気の治療や予防に使われるもの」とされる医薬品や医薬部外品に分類されるのに対して、養毛剤は、「作用が緩やかで副作用が少ない」とされる化粧品に分類されます。そのため、効果だけを考えれば育毛剤の方が高いですが、育毛剤の場合は副作用がある可能性もあるということになります。育毛剤と養毛剤のどちらを選ぶべきなのかは、現状かかえている毛髪のトラブルにより、適したものを選ぶべきでしょう。抜け毛などのトラブルを実感していないのであれば、これから起こり得るトラブルを予防し、今ある毛髪や頭髪の健康を維持する効果が期待できる養毛剤から使ってみるとよいでしょう。逆に、抜け毛などのトラブルが現在進行しており、このトラブルをケアしたいと考えるのであれば、そのトラブルケアに適した成分が配合された育毛剤を選択することで、トラブル改善が期待できます。

薄毛や抜け毛などを避けたいがために、まだ薄毛や抜け毛が起こっていないにも関わらず育毛剤を使用する方もいらっしゃいますが、それはあまりよい選択とは言えません。育毛剤は養毛剤に比べ人体にもたらす作用も強く、そのぶん刺激も強いものです。その強い刺激が炎症やかぶれ、かゆみなどトラブルを招いてしまうこともあります。

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