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舌にできた口内炎の種類とその対処法について

更新日:2017.04.19
公開日:2014.12.26
ドクター画像
この記事の監修者
ガーデンクリニック 顧問指導医 大庭英信

口内炎ができると、食事のときにしみたりするので、ただでさえ嫌なものですが、一番やっかいなのは、舌にできる口内炎ではないでしょうか。そこで今回は、ドクター監修のもと舌にできた口内炎の種類や対処法についてご紹介していきます。

口内炎は舌にできると厄介

口内炎は、頬の内側や歯茎など、口の中のいろいろな場所にできますが、1番厄介なのは、舌にできる口内炎かもしれません。舌に口内炎ができてしまうと、食事のときに、どうしても食べ物が当たってしまいますし、場所によっては、話をするだけでも痛むことがあるからです。

舌にできる口内炎の種類

口内炎には、「アフタ性口内炎」「カタル性口内炎」「カンジダ性口内炎」など、いろいろな種類があり、舌にはこれらの口内炎が発症する可能性があります。

もっとも多いのは、アフタ性口内炎。赤く縁取られた2~10ミリほどの丸くて白くくぼんだ潰瘍ができるのが特徴です。アフタ性口内炎ができる原因は、睡眠不足やストレス、疲れなどで免疫力が低下していたり、ビタミン不足だったりするときにできやすいようです。

アフタ性口内炎のように、境界線がはっきりしておらず、赤く腫れ上がったり、ザラザラと荒れたり、白くただれたりするのが、「カタル性口内炎」です。舌を噛んでしまったり、火傷をしたりするなどの物理的な刺激や、虫歯や歯周病など、口の中の衛生状態が悪いときなどによく起こります。

そして、舌に白い苔のようなものが点状や粉状に付着するのが「カンジダ性口内炎」で、カンジダ菌が増殖することで起こります。カンジダ菌は、口腔内に棲息する常在菌なので、健康な人であれば、カンジダ性口内炎を発症することは、ほとんどありません。しかし、糖尿病やがんなどを患っている人や抵抗力の弱い妊娠、子供、高齢者などは、発症することがあります。

舌にできた口内炎を治すには?

口内炎の治療では、塗り薬や貼り薬を使うのが一般的ですが、舌の場合は、すぐに取れてしまう可能性があります。また舌に薬をつけると、薬の味に嫌悪感を抱きがちです。

このため、舌の口内炎を治したいときは、殺菌成分入りのうがい薬やマウスウォッシュを使って、口の中を清潔に保つのが良いでしょう。マウスウォッシュを使用する場合はアルコールを含有していない刺激の低いものにすると良いと思います。

ただし、傷がある場合は、殺菌成分が細胞にダメージを与えて、傷の修復を遅らせてしまう可能性があるので、うがい薬などでうがいした後に、水でもう一度うがいをし直すのがオススメです。また、低下している免疫力を高めるために、しっかりと睡眠を取ることも大切です。

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