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毛穴が気になる脂性肌の化粧水選び

更新日:2018.02.22
公開日:2015.02.27
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この記事の監修者
メンズスキンケア大学参画ドクター

女性よりも皮脂分泌が多くなりがちな男性の場合、毛穴の汚れや開きが気になる人も多いと思います。ドクター監修のもと、脂性肌傾向にある男性の化粧水選びと、皮脂を落としすぎない洗顔のコツについて解説します。

脂性肌は毛穴が目立ちやすい

男性は、女性に比べて脂性肌になりやすい傾向にあります。これは、男性ホルモンには皮脂分泌を活発にする働きがあるためです。

脂性肌の人は「テカリ」や「ベタつき」に悩みがちですが、その他に多い悩みとして、「毛穴の目立ち」もあります。それは、脂性肌は毛穴の奥に存在する皮脂腺が大きく発達しているため、皮脂腺で分泌された皮脂の出口となる毛穴も大きくなってしまうからです。毛穴が大きいとそれだけで目立ってしまいますが、さらに皮脂の分泌量が多いことで毛穴がつまりやすく、黒ずみやニキビも発症しやすくなります。

毛穴を目立たせないために化粧水で保水を

脂性肌に多い肌トラブルを回避するには、どのようなケアが必要なのでしょうか?

美容にあまり関心のない男性がやってしまいがちなのが、「皮脂を落とすために洗顔をしすぎてしまう」ということです。実は、これは脂性肌を悪化させる大きな原因になるとされています。

洗顔を過剰に行うと、肌に必要な皮脂まで洗い落としてしまう可能性があります。皮脂は、肌を外部刺激などから守る役割を持つ、肌にとって必要不可欠なものです。よって、過剰に落としてしまうと、体は肌を守ろうと、より多くの皮脂を分泌させ、その結果、脂性肌が悪化してしまうことになります。

同じ理由で、肌が乾燥しても皮脂は多く分泌されるため、脂性肌の場合は、必要な皮脂を落とし過ぎない適度な洗顔と、洗顔後の化粧水による保水ケアが重要になってきます。

脂性肌の人の正しい洗顔方法とは

皮脂を落としすぎてしまうと、肌のバリア機能を補おうとして皮脂の分泌が増加してしまうことは上記でも説明しました。脂性肌の人もゴシゴシ洗いは厳禁です。石けんや洗顔料を十分に泡立て、やさしく泡で包み込むようにして洗顔しましょう。泡を肌の上で転がすように動かすのがコツになります。また、皮脂が多いTゾーンやあごまわりから洗っていくことをおすすめします。さらに、洗顔料や石けんを使う前に、手の雑菌を洗い流し、なにもつけずにぬるま湯だけで顔全体を予洗いすることも重要なポイントです。

詳しくは『オイリー肌の洗顔で気をつけるべきポイントとは』の記事でも解説しているので、参照ください。

脂性肌はどのような化粧水を選ぶべき?

化粧水には、さっぱりタイプやしっとりタイプなど、つけ心地によってもさまざまなタイプがあります。肌がベタつきがちな脂性肌の人は、保水を目的としたさっぱり系の化粧水を選ぶとよいでしょう。乾燥肌向けのような、保水力の高すぎるものを使うと、ニキビやベタつきの悪化などの肌トラブルを招く危険性があるので、避けるようにしましょう。男性の肌のことを考えてつくられた、メンズコスメを使うのもおすすめです。男性と女性では肌の質感や状態が異なるので、より高い効果が期待できます。

肌に浸透しやすい化粧水「高浸透化粧水」とは

脂性肌の人に効果が期待できる化粧水に「高浸透化粧水」があります。高浸透化粧水とは、ビタミンCを吸収されやすい形に変えた「ビタミンC誘導体」が配合されている化粧水です。ビタミンC誘導体には皮脂の分泌を抑制する働きがあるとされ、脂性肌の人にとっては相性がいい化粧水といえるでしょう。高浸透化粧水には、他にも美白効果や抗酸化作用などの効果がある可能性が期待されています。

ただし、高品質な化粧品でも人によっては肌質に合わない場合もあります。購入前に必ず試供品で使用感を確認しながらうまく化粧水を選び、肌のベタつきやニキビなど、脂性肌の悩みを解消する一歩を踏み出しましょう。

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