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背中の角栓の対処法

更新日:2016.12.09
公開日:2015.04.07
ドクター画像
この記事の監修者
白石ガーデンプレイス皮膚科クリニック 院長 竹中ちひろ

顔だけではなく、背中も皮脂の分泌が多く、毛穴に角栓が詰まりやすいパーツの1つです。そこで今回は、角栓を詰まらせないための正しい毛穴の洗い方や入浴時の注意点について、医師の監修のもと解説していきます。

男性の背中

角栓は背中にもできやすい

皆さんは、背中にも顔と同じように、皮脂の分泌が多い「Tゾーン」があることをご存知でしょうか?背中のTゾーンとは、両肩を結ぶ横のラインと、背骨に沿った縦のラインでできるT字部分のこと。このため背中も、角栓が詰まりやすいパーツの1つなのです。背中を触ってみると、ザラザラしているという人は、角栓が詰まっているのかもしれません。

ゴシゴシこすって洗うのはNG

背中に角栓が詰ると、ボディブラシやナイロンタオルなどを使って、念入りに洗うようにしようと思う人もいるかもしれませんが、これは、あまりオススメできません。鼻などの毛穴にもいえることですが、肌を強くこすっても、毛穴に詰まった角栓を取り除くことはできないのです。それどころか、肌をゴシゴシ強くこすると、角質層が傷ついたり、必要な皮脂まで洗い流してしまったりして、肌が乾燥し、かえって皮脂の分泌が過剰になる可能性があります。

背中の洗い方

背中を洗うときは、しっかりと泡立てた泡を手のひらにつけ、手で背中をなぜるようにして、やさしく洗うのがベストです。手が届きにくいのでタオルを使うという場合でも、やわらかい木綿のタオルなどを使いましょう。

また、タオルで背中を洗うときは、タオルの両端を持って、ゴシゴシ背中をこすってしまいがちですが、これも、洗い過ぎにつながります。タオルの片側だけを持ち、少し丸めた背中に、タオルを滑らせる程度にとどめておきましょう。これにプラスして、湯船につかったり、シャワーで背中をきちんと洗い流したりすれば、汚れを落とすことができます。

シャンプーやリンスの洗い残しに注意

ただし、1つ気をつけたいのは、シャンプーやリンスをすすいだお湯を、背中についたままにしないということ。こういった洗剤が、肌に付着したままになっていると、せっかくきれいに背中を洗っても、毛穴を詰まらせて、角栓ができやすくなってしまいます。

これを避けるためには、入浴をした際に、体から洗わず、まずは髪の毛を先に洗って、最後に体を洗うようにしましょう。また、体を洗う前に、湯船につかって、皮膚をやわらかくしておくことも大切です。そして、お風呂から上がったら、乾燥して皮脂の分泌が活発にならないように、背中も化粧水などを使って、保湿ケアをすると良いでしょう。

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