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10代の抜け毛の主な原因とは

更新日:2016.12.09
公開日:2015.09.30
ドクター画像
この記事の監修者
アイランドタワークリニック 名古屋院院長 對馬彰利

若者の間でも多くなったといわれる抜け毛・薄毛の悩み。近年になり、10代での発症が急増しているともされています。早すぎる感は否めませんが、なぜ今、抜け毛に悩む若者が増えているのでしょうか?ドクター監修のもと、10代の抜け毛について解説します。

※“若ハゲ”という言葉は、若い頃から髪が薄くなっている状態を指す“若年性脱毛症”の別称とされていますが、実は、この“若年性脱毛症”という言葉も、ある種の脱毛症状を指す正式病名ではありません。ただし、どちらも広く認知されている言葉であるため、この記事ではあえて使用しています。

急増する10代の毛髪トラブル

10代薄毛

薄毛、抜け毛というと中高年の悩みというイメージがありますが、近年、抜け毛や薄毛に悩む10代の若者が増えているといわれています。そこには、どのような原因が潜んでいるのでしょうか?10代の薄毛・抜け毛の原因になると考えられる要素についてまとめました。

不健康な食生活による慢性的な栄養不足
人間の体は食事から得る栄養で成り立っています。体を動かすエネルギーも細胞を活性化させるエネルギーも、みな食事から得る栄養素でまかなわれています。毛髪も人体の一部である以上、体内に摂り込まれた栄養をもとに作られ成長していることに変わりはありません。しかし、今を生きる10代の若者は、一昔前の10代にくらべて格段に忙しくなりました。部活に塾、受験勉強と、社会人に負けず劣らず多忙な日々を送っています。それゆえ、食生活が疎かになっている人も多いとされています。それに加えて、「飽食の時代」と呼ばれる現代においては、ファストフードや加工食品、スナック菓子などの氾濫により、摂取カロリーはオーバーしているのに栄養は不足しているという慢性的な栄養不足が問題視されています。このようなことから、栄養欠損が、若い頃からの健康不良や抜け毛・薄毛の原因になっていると考えられているのです。
睡眠不足
前述のとおり、近年の若者は部活や勉強などで忙しいうえに、スマホやゲーム、テレビの普及により寝る時間がどんどん遅くなっています。毛髪の成長に影響を与える成長ホルモンは、入眠後の3時間にもっとも多く分泌されるため、深く良質な睡眠をとらないと、毛髪や爪、皮膚の発育に大きな影響を及ぼすと考えられています。ちなみに、厚生労働省は、10代前半の睡眠時間には8時間以上を推奨しており、また、携帯電話やゲームなどの画面の光(ブルーライト)を浴びすぎると不眠になる恐れがあるとの注意喚起も行っています。
ストレス
過度なストレスは自律神経を乱す原因となります。自律神経が乱れると血管が収縮して血流が滞るため、血行不良を招く原因となります。毛髪を作り成長させるための栄養素は血液を通って運ばれるため、血流が滞ると必要な栄養素が毛根に届きにくくなってしまうと考えられています。厚生労働省の発表によると、12歳~19歳でストレスを感じている子どもの割合は、男子で35.7%、女子で44.8%となっており、その原因としては「学業・受験・進学」がもっとも多かったそうです。

上記が、10代の抜け毛を引き起こすもっとも大きな原因と推測されています。思い当たることが多い人は、ライフスタイルの見直しが必要かもしれません。ただし、薄毛の原因は多岐にわたるため、確実な原因を知るためには専門医による診断を受けることが一番です。進行を食い止めるには適切なケアが必要であることを考えても、気になりだしたらすぐに相談することをおすすめします。

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